我が家はこの夏、親子留学のためにニュージーランドのオークランドに6週間滞在しました。
エージェントからは「家族4人で滞在するのであればホームステイではなく自分達で滞在先を探してください」「学校の周りは中長期で滞在できるホテルやコンドミニアムはないのでAirbnbがおすすめです」と言われたことから、我が家の初めての(さらに海外の)Airbnbでのお家探し・滞在となりました。
結果的に、予算より少し高めの物件でしたが、とても満足のいく滞在となったことから、是非今後も利用したいと思っています。
我が家の優先順位や費用等含め、ご紹介します。
Airbnbでのお家探し
ニュージーランドは民泊天国
ニュージーランドでは、民泊はかなり前から一般的な宿泊スタイルのようで、「ホリデーホーム」や「バッチ」などと呼ばれているそうです。
Newzealand, holidayhomeで検索するとかなり色々と出てきますが、我が家は一番サイトの使い勝手がよかった(あと日本でも有名ということもあり)Airbnbを利用しました。
その他、下記のサイトも有名なようです。
Bookabach(英語)
HomeAway(日本語)
優先順位付け
我が家は「車を使う予定はない」ことから、滞在先の利便性が何よりも重要となりました。
特に、子どもが2人それぞれ違うスクール(保育園・小学校)に通い、それぞれ送り迎えが発生し(さらに2歳の息子はすぐに抱っこをせがんで歩いてくれない)、最初の2週間はワンオペでリモートで仕事もすることから、それぞれのスクールへの近さ・アクセスの良さが重要になりました。
また、7月~8月のオークランドは雨が多いため、滞在先からバス停やスーパー等の毎日使う場所へのアクセスも重要だと考えました。
候補の絞り込み・ホストとの連絡・Google Mapでの確認
いくつか候補が上がり、それぞれのホストとの連絡を行いました。というのも、Airbnbでは、物件のだいたいの位置はわかるものの、申込が確定して滞在の時期が近づいてこないと実際の住所が教えてもらえません。スクールに近いか、バス停に近いか、近くにグロッサリーが買える店があるか等、ホストからの回答とGoogle Mapと照らし合わせながら検討しました。
また、Google Mapでは単純な距離だけでなく、高低差(どれだけ急な坂道があるか)等も確認し、子供二人を連れて歩くのがどれだけ大変か等も脳内でシュミレーションしました。
ホストとの交渉
いくつかの物件を検討していたところ、下記の条件を満たす物件が現れました。
- 弟の保育園にとても近い
- バス停に徒歩3分。そこから娘の小学校までバスで5分。
- 大型スーパー(2つ)まで徒歩1分
- ビーチや公園まで徒歩5分
ただ、問題は費用です。Long Stayの割引が適用されても100万近く・・・。43泊で、一泊2万3000円、、、と思っておりましたが、ダメ元で交渉してみました。
その結果、すんなりと新たな価格(合計約75万円)を提案してくれ、4人で一泊約1万7千円で交渉成立。
もっと安い物件もありとても悩みましたが、海外での生活は何かと新しいことづくしでストレスもたまると思いますし、なるべく毎日の(特にワンオペの時の)負担をなるべく減らすべく、こちらの物件に決めました。
ちなみに、この物件を見つける前に、別の物件でも価格交渉をしたところ、すんなりと15%OFFぐらいを提案してくれました。日本のAirbnbでは嫌がられると聞いたことがありますが、ニュージーランドのAirbnbでは価格交渉はよくあることなのかもしれません。
キャンセルポリシー
物件によりますが、私が見た物件の多く(実際に滞在した物件含め)はいかなる理由でも1週間前まではキャンセル料なくキャンセルできる内容になっていました。
長期滞在は金額も大きくなるため、あらかじめキャンセルポリシーを確認しておくと安心だと思います。
滞在場所はどんなところ?ルームツアー
綺麗な3階建てのお家。息子が通う保育園の園庭が見えるという特典も!
こちらが主寝室。私が子供二人にはさまれて密な状態で寝ていました。
こちらは夫が使っていた寝室。息子の保育園の園庭が見えます。
別の寝室もありましたが一度も使いませんでした。あと一人か二人滞在するとちょうどいい人数かもしれません。
リビングのテレビではYouTubeやNetflixも見ることができます。
ちなみに、キッチンカウンターの上にある緑のファイルにこの家の「トリセツ」がまとめてありました。冷暖房について、キッチンについて、洗濯について、チェックアウトの時の留意点、近所のおススメのお店等の情報も。
リビングのバルコニーからは息子の保育園の園庭が見えます。(向こうからは気づきにくいみたいです。)こっそり息子が楽しみながら遊んでいる姿を見ながら仕事をするという、夫のお気に入りの仕事場でした。
こちらがダイニング。私は基本はここで日中仕事をしていましたが、重要なミーティングの時には↓の部屋を閉め切って使っていました。
ちなみに、Wifiのスピードは日本の自宅よりも早く、リモートワークで困ることはありませんでした。ワーケーションを予定されている方は、事前にホストに確認しておいてもよいかもしれません。
小さな机のある部屋。夫がオークランドに来てからは、主に会議が多い夫が仕事のためにこの部屋を使っていました。外のバルコニーにはバーベキュー用のグリル等もあります。
シャワールームは全部で3つ。このあたりでは浴槽のある家はほとんどなく(ジャグジーがあるところはいくつか見つけましたが)日本のお風呂がとっても恋しくなりました!!
家事に必要なものはそろってた?
キッチンはかなり充実していました。キッチン器具もひととおりそろっており、トースターやオーブン、電気ポットだけでなく、炊飯器もあり、ミキサー等もありました。
あと、使ってもよい(らしい)調味料等も充実していて、塩・コショウ・砂糖・ハーブ類・オリーブオイル等は買わずにその日から料理ができたのはとても助かりました。
ミレーの食器洗い乾燥機もあり、大容量で大活躍。
ガレージに洗濯機と乾燥機もあり、毎日子供たちが服を盛大に汚してくるので、とてもお世話になりました。
あと、物件のリスティングには記載していませんでしたが、小型のエレベーターが。LDKが2階、寝室が3階にあるので、スーツケース等の大きな荷物、大量に買い物した時などはとても便利でした。
トラブルが起きた時はどうするの?
ホストが近く(隣の家等)に住んでいるというケースもあるようですが、私たちが滞在した家に関しては、ホストは通常イギリスに住んでいるようで、何かあったときはAirbnb経由で連絡するとすぐに近くにいるアシスタントに連絡して対応してくれました。
例えば、
・一度ブレーカーが落ちたことがあり、ブレーカーがどこかわからず連絡したところ、アシスタントホストという人が10分ぐらいで飛んできてくれた。
・チェックアウトの前日に家に入るキーコードが急に変わり(ホストがチェックアウトの日を間違えていた)、外に締め出されて困っていたところ、隣の家の女性がスペアキーを持ってきて助けてくれた。
問題にすぐに対応することがAirbnbでのホストの評価にも影響することから、高い評価のホストを選んでおくと特に安心だと思います。ちなみに、Airbnbは翻訳機能もついていると思いますし、英語が苦手でも連絡は問題なくできます。
どこまで片づけてチェックアウトするの?
これも物件によるかと思いますし、自宅に置いてあるルールブックのようなものに記載があると思いますが、私たちが滞在したところは、下記の点がチェックアウトのルールになっていました。
- ベッドのシーツを外してまとめて置いておくこと
- タオルはタオル掛けにかけておくこと
- 食器は全てカウンターに戻しておくこと
- 窓は閉めて、照明はすべて消した上でロックして家をでること
クリーナーが入るので、掃除機をかけたりするのはマストではないようですが、我が家はひととおり、掃除をかけて拭き掃除をした上でチェックアウトをしました。
まとめ
Airbnbで長期の滞在先を選ぶときには、費用(交渉の余地あり)だけでなく、なるべく毎日の生活のルーティーン(子供の送り迎えのスケジュール、スーパーへの買い出し)、交通手段、季節や天候等を具体的に想像しながら決めるのがよいと思います。
子どもたちも、長期間、自宅以外の「家」で滞在するのは今回が初めてでしたが、新しい経験をとても楽しんでいました。ホテルとは違う快適さや楽しみがあると思うのでお勧めです!